国民年金保険料、QRコード決済検討。国税である所得税の納付方法は?
- 2020.08.22
- 税金
厚生労働省と日本年金機構は、QRコード決済で国民年金保険料を納められるようにする検討に入りました。
2021年度以降の導入を目指します。
現状は現金、口座振替、クレジットカード決済で納めれるようになっています。
今回は、国民年金保険料をQRコードで納められるようにするということで、国税である所得税にはどのような納付方法があるかを書きます。
所得税
所得税は1月~12月の所得にかかる税金を翌年の3月15日までに納付する必要があります。
税務署から申告書を提出した後に、納付書が送付されてきたり納税通知等のお知らせはありません。
納税者本人が申告をもとに納税します。
その納税にはいくつかの方法があります。
納税方法
金融機関又は税務署の窓口で現金納付
金融機関又は税務署の窓口で自分で記入した納付書とともに現金で納付します。
手数料不要で領収書も発行されます。
口座振替
指定した金融機関の預貯金口座から口座引落しにより納付する方法です。
事前に税務署又は預貯金口座の金融機関に専用の依頼書を提出する必要があります。
一度提出すると、変更等ない場合自動的に翌年度以降も振替納税が行われます。
税金を納付する時期を3月15日から振替日まで遅くできます。
ただ、口座の残高に注意する必要があります。
引落し時に残高不足とならないように気を付けてください。
ダイレクト納付
e-Taxにより申告書を提出した後、納税者の預貯金口座から、即時又は指定した日に、口座引落しにより電子納付する方法です。
事前に税務署にe-Taxの利用開始手続きを行い、専用の届出書を提出する必要があります。
インターネットバンキング
インターネットバンキングにより電子納付する方法です。
事前に税務署にe-Taxの利用開始手続きを行う必要があります。
クレジットカード納付
インターネット上の専用サイト「国税クレジットカードお支払サイト」で手続します。
10,000円を超えるごとに手数料76円かかります。
具体的には10,000円ならば手数料76円、10,001円で152円、20,001円で228円です。
国税のクレジットカード納付はインターネット上の手続きです。
金融機関やコンビニなどでクレジットカードによる納付はできません。
支払を3月15日からクレジット決済日まで遅らせることができます。
コンビニ納付(QRコード)
自宅のパソコンで国税庁のホームページからQRコードを作成します。
作成したQRコードをスマートフォンなどに保存し、コンビニで納付します。
利用可能なコンビニはローソンなどです。
利用可能な金額は30万円以下です。
コンビニ納付(バーコード)
コンビニで税務署から送付又は交付されたコンビニ専用のバーコード納付書を使用し納付します。
事前にバーコード付き納付書を用意する必要があります。
所得税の確定申告する方は、申告書提出時にコンビニ納付(バーコード)を希望する旨を伝えます。
利用可能なコンビニは、セブンイレブン・ローソンなどです。
利用可能金額は、バーコード付納付書1枚につき30万円以下です。
まとめ
税金の納税方法は、多様にありますので自分に合った方法をケースバイケースで考えるべきです。
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