金融庁2020年3月末時点つみたてNISA219万6千口座と公表。30歳代の利用者が増加傾向のつみたてNISAとは?
- 2020.07.22
- お金
つみたてNISAの現況
金融庁がつみたてNISAの利用状況の調査をまとめました。
3月末時点で219万6千口座となり、2019年末から16%伸び、年代別では、30歳代の口座数が19%増え、伸びが目立ちました。
NISA利用者は20~40歳代が利用者の68%を占めます。
つみたてNISA
つみたてNISAは、2018年1月から開始された小額投資非課税制度です。
毎年40万円以内の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金が最長20年間ゼロになります。
毎月コツコツ、長期につみたて投資していく方に向いている制度です。
概要
対象者 | 日本在住の20歳以上の方 |
非課税投資枠 | 年40万円 |
非課税期間 | 最長20年間 |
非課税対象 | 一定の投資信託からの分配金・譲渡益 |
購入方法 | つみたて投資 |
ロールオーバー | 不可 |
投資可能期間 | 2037年まで |
対象商品 | 一定の投資信託 |
払出制限 | なし |
NISA口座を開設する金融機関は、1年単位で変更できます。つみたてNISAと一般NISAも1年単位で変更することは可能です。
非課税投資枠の未使用分があっても、翌年以降に繰り越すことはできません。
今年20万円使用し、次の年に残りの20万円と新たな投資枠40万の合計60万円はつかうことはできません。非課税投資枠の40万円が限度となります。
損益通算不可
つみたてNISAで保有している投資信託が値下がりして、売却し損失が出た場合でも、他の口座で保有している金融商品の配当金や売却益の利益と相殺できません。
確定申告では、株等を売却して損失が出た場合は他の株等の売却益や配当等と相殺して利益を減らし税金を計算することができるのですが、つみたてNISA口座内のものは、損が出でもこの相殺ができません。損失を繰り越す繰越控除もできません。
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