ノジマ最長80歳まで雇用延長。働き方に関する法律改正高年齢者雇用安定法とは?

ノジマ最長80歳まで雇用延長。働き方に関する法律改正高年齢者雇用安定法とは?

家電量販店ノジマが最長80歳まで従業員の雇用を延長する制度を設けました。

全社員3000人が対象です。

65歳からの健康状態・勤務態度を考慮し、1年契約で更新する形で延長します。

勤務形態や給与は個別に話し合い決め、雇用上限引き上げでシニアのノウハウや人脈を長く活用するのが狙いです。

今回は、ノジマで80歳まで雇用延長を可能にする制度ということで、シニアの雇用についての制度である高年齢者雇用安定法について書きます。

改正高年齢者雇用安定法

働く意欲があるシニアの方が、能力を発揮し活躍ができるように環境整備を図ることを目的としている制度です。

現行制度

事業主に対し、以下の3つのいずれかを義務付けています。

  • 65歳までの定年引上げ
  • 65歳までの継続雇用制度を導入。再雇用制度などです。
  • 定年廃止
2021年4月1日施行の改正

事業主に対して、以下の5つにうちいずれかを講ずる努力義務を課します。

努力義務ですので、少し弱まる表現となっています。

  • 70歳まで定年引上げ
  • 70歳まで継続雇用制度の導入
  • 定年廃止
  • 高年齢者が希望するときは、70歳まで継続的に業務委託契約を結ぶ制度の導入。フリーランス、起業などです。
  • 高年齢者が希望するとき、70歳まで継続的に一定の社会貢献事業に従事できる制度の導入

まとめ

2021年度4月改正で、70歳までの雇用等が努力義務として課されることとなります。

努力義務ですので強制力はありませんが、平均寿命を考えて老後の資産形成のため、70歳まで現役で働くのが健康のためにもなります。