19年度国民年金納付率69.3%その②
- 2020.07.01
- お金
先日も、2019年国民年金納付率が、69.3%で、前年度から1.1ポイント上昇し、8年連続で改善しているということを書きました。
国民年金の19年度末の加入者は、1453万人で、保険料を支払っている納付者は746万人で全体の約5割、低所得者や学生など保険料を一部免除を含め免除、猶予している人は624万人で約4割、未納の人は、全体の約1割の125万人です。
国民年金の加入者は、前年に比べ18万人減り、減少傾向で納付率も8年連続改善とはいえ、免除、猶予者が国保加入者の全体の4割を占めています。
国民年金は、令和2年度40年納付した場合は、781,700円で月約65,000円です。免除を受けると、全額免除は全額納付のした場合の年金額の2分の1(平成21年3月分までは3分の1)、4分の3免除は、全額納付の年金額の5/8(平成21年3月分までは1/2)、半額免除は、全額納付の年金額の6/8(平成21年3月分までは2/3)、4分の1免除は、全額納付の年金額の7/8(平成21年3月分までは、5/6)の支給となります。猶予の場合は、老齢基礎年金の受給額が増えることはありません。
ただ、免除も猶予も老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金の受給資格期間に算入できます。
未納で何もしていないと、年金額への反映も受給資格期間への算入もされませんので、一定の承認基準がございますが、支払えないということで何もしないよりは、審査方法等をチェックしてみるのがよろしいかと思います。
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